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日本共産党議席倍増、吉田信夫3位当選
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6月23日投開票の都議選は自公圧勝の中、日本共産党が議席倍増する興味深い結果となりました。
杉並の結果
1 当選 早坂 よしひろ 得票35,259 得票率18.37
2 当選 小宮 あんり 29,630 15.43
3 当選 吉田 信夫 24,565 12.80
4 当選 まつば 多美子 22,766 11.86
5 当選 田中 朝子 18,089 9.42
6 当選 小松 久子 18,018 9.38
7 次点 門脇 ふみよし 16,994 8.85
8 荒木田 聡 9,805 5.10
9 花形 あきとし 8,543 4.45
10 小沢 ゆう 8,243 4.29
合計 19万1912票
予想通り、自民党が二議席獲得。しかもワン・ツートップ。何か前回の民主党を見るようですね。
そしての前回ワン・ツートップだった民主党はなんと共倒れとなりました。
維新も2万票近くであり、共倒れといえるほどわりと獲得しています。
みんなの党は18000票余で、選挙直前の横田正直区議の出馬取りやめが功を奏し、一議席獲得にこぎつけました。田中朝子氏は生活者ネットから民主に鞍替え。都議選に立候補するも落選し、その後みんなの党に鞍替え、神奈川県で衆院選に挑戦するも失敗し、杉並に戻って都議で当選するという凄まじいまでの「経歴」を更新中です。
低投票率
しかし、杉並では共産党票が公明党票を上回るという結果にわりと驚きました。共産党がこの低投票率の中で得票を伸ばしたというのもありますが、公明党が数千票落としたのも衝撃ですね。
○さて、投票率の結果はコチラ。
有権者計 452,847 投票者数194,844 投票率43.03
男 215,424 92,886 43.12
女 237,423 101,958 42.94
○前回の結果はコチラ。
計 454,810 242,152 53.23
男 217,306 115,916 53.34
女 237,504 126,236 53.15
無党派層の支持の増加
無党派層の支持率というのが各社から世論調査として出ていますが、これがわりとバラバラです。とくに民主党の支持率が16%〜22%と各社で違っていて信用度が低い。ところが各社で一貫しているのが共産党の18%〜19%という数字です。
この数字はかなり重大で、共産党が躍進をした16年前の参院選で無党派層の支持率が20%台でしたからその数字に近づいています。参院選までこの支持率が続けばいいのですがね。と、希望を述べている場合ではありません。そうなるように努力を続けるのみです。
共産に利したのは低投票率か
ところで、低投票率が共産党の議席倍増につながったとする報道がありますが、無党派層の支持率の高さからいえばむしろ投票率が上がったほうが共産党的にはよかったわけです。参院選は60%くらいの投票率になってほしいものですね。
共産党の議席倍増は、複数の政党が候補者を乱立をさせたことの方が大きいかと思います。当初は候補者乱立でも十分当選してくるだろうと思われていた維新やみんなが伸び悩んだのは、明らかに賞味期限が切れたからで(維新の大失敗はギャンブルに出て破滅したからで)、やはり共産党が多数乱立にもかかわらず得票率を全都で伸ばしているのは、論戦の確かさと、ブレなさに対する無党派層の注目の高さでしょう。
まあ、様々な資料が出てくることでいろいろ分析は進みますが、とりあえず今日はここまでにしておきます。
(13.6.25) |
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