日本共産党
杉並区議会議員
原田あきら
HOME
プロフィール
議員活動
すぎなみ探検隊
お知らせ
趣味のページ
リンク
議員活動
<< 戻る

8.12集中豪雨で水害発生!

 8月12日の集中豪雨では床上浸水の被害の他、広範囲かつ長時間の停電が発生しました。
 簡単にレポートします。

浸水被害の状況

 翌日から被害の状況を調べ始めており、まだ被災者から情報が寄せられている段階のようなので確定ではありませんが、いまのところ床上浸水は5件、床下や土間上などが数件寄せられているそうです。
 私は成田東4丁目の東田中前の水害危険地域に雨が降り終わってから行きました。豪雨のピーク時、対策本部に問い合わせた所、善福寺川のその地点の水位が警戒水位の1.9m下、溢水ラインの3m下と聞いていたので大丈夫と判断してのことでした。ところが現地で聞いてみると、雨のピーク時は警戒水位を超えていたという住民の話があり、下水からの吹き出しも確認したとのこと。現に阿佐ケ谷団地の南端から噴き出した下水で事業所が一つ床上浸水し、商品にいくつか被害が出ていました。これなんかはまだ区に被災届を出していないようなので数に数えられていません。
 わりと深刻な被害の一歩手前まできていたんですね。対策本部の状況判断とはいささかズレがあったように感じました。モニターの時間的なズレだと思われますが、これはあと15分降り続いたら大水害になっていたと思われる状況にあって、分単位の対策が求められるわけですから改善が必要かと思いました。

停電の怖さ

 浸水被害以外に阿佐ケ谷、高円寺、梅里、松ノ木、堀之内で停電がありました。私も梅里2丁目、松ノ木2,3丁目の停電地域に駆けつけましたが、これはなかなか大変だということがわかりました。
 高齢者世帯では足下がおぼつかない中でライトを持ち出すこともできずにあの暑い中じっとしていた人達もいたのではないでしょうか。私も街灯のすべて消えた都会の闇を初めて経験しましたが、真夏の夜に身動きできない高齢者や障がい者を考えたとき、恐ろしくなり地域の独居高齢者などを見回りました。
 共産党の支部員や地域の診療所などと連絡を取り、訪問した方が良さそうな家を聞いて回ったのですが、どの家庭もなんとか無事に過ごしていてよかったです。停電地帯を歩いているとろうそくを灯していた家がたくさんありましたが、あれだけのろうそくがついていると思うと火事が起きないか心配になりましたね。

一時間以上たって復旧

 12階建てのマンションがヤバかったですね。その9階に90歳になる男性と妻が住んでいたのですが、エレベーターも止まっていますから降りるに降りれませんしね、要望はないか訪ねにいってみました。
 ちょうど9階についた時でした(もう汗だく)。電気が付き、地上から歓声が聞こえました。あけっぱなしのドアをノックすると嬉々とした二人が「わざわざ来てくれたの」と迎えてくれました。まあ、こういうときに訪ねてもらえれば高齢者にとってはたとえ用は足りていたとしても安心しますよね。

区職員の活躍

 例によって区職員は水防体制に入り、激しい雷雨の中、危険地域の現状把握や救助に駆けつけていました。公務員バッシングがひどい世の中ですが、こういう時こそ住民は区職員の大切さを知るでしょう。それに区職員も現場を踏んでこそ防災対策のスキルがあがり、職員としてのモチベーションもあがるのだと思います。区議会議員も47人いるわけで微力ではありません。テレビやパソコンの前で大変だ大変だと言ってるばかりでなく、こういうときこそ街に出て実態をつかむべきでしょうね。
 水害対策についてはあらためて次回に書きます。
(13.8.14)
<< 戻る

杉並区成田東4-5-14
TEL 3391-0977

Copyright(c)2004,AKIRA HARADA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。