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原水爆禁止世界大会に行ってきました!

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 3年ぶりの原水爆禁止世界大会に行ってきました。あらためていろいろ考えさせられた三日間でした。
 今年は長崎での世界大会だったのですが、長崎ちゃんぽんをたべに街を歩いていてふと目をやった自治会の掲示板…よくみると



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 「ご遺族を探しています」と、その地域の地図をつけていまだにわかっていない原爆被害者の身寄りや情報を募っていたのです。まったくもって過去の話ではないということがこれ一つとっても実感できました。
 一瞬にして町が丸ごと吹っ飛び、そしてそこにいた人たちは死亡しますので、その地域の地図さえおぼつかない…人からの記憶がたよりですので、“行方不明者が誰なのか”から始まる混沌した作業がいまだに続いているのでしょう。





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 二年前、共産党区議団であらたに3人の青年区議が誕生していましたので、この二年は彼らが参加、私は久々の三年ぶりです。杉並の重鎮たる高齢の方々が次々と怪我やその他でいけなくなったので、なんと杉並代表団の団長は、不肖ながらわたくしが務めさせていただきました。
 今年は長崎での原水禁世界大会。開会総会には7千人が集まりました。

国連から代表スピーチ

 国連代表や政府代表のスピーチが紹介されるのですが、印象に残ったのは国連軍縮担当上級代表のスピーチ。“核廃絶の運動は、軍縮ということの根本的な議論の発展に寄与する”といった話でしたが、私も常々「なぜ核兵器にこだわった廃止を訴えるのか」について考え、伝えてきたつもりです。その根拠を国連代表が理論的にしっかり述べていたのは初めてだったと思います。まちがいなく世界は核廃絶や戦争廃絶への道を歩んでいることを確認しましたね。





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 被爆者として世界的に有名な谷口稜曄(すみてる)さん。今年亡くなった山口仙二さんとともに原爆症を乗り越えながら世界に被爆体験を語り継いできた方です。お二人とも重度のやけどを負いながら、生き残り、ご自分のケロイドを実際に見せながら、いかに原爆が恐ろしい兵器であるか、世代や国を超えて訴えてきました。杉並代表団のメンバーには学校の先生や保育士、病院職員に、建設労働者もいましたが、口々に、今回知った事実を広げていかなきゃいけないと語っていました。





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 閉会総会ではアメリカから来日したオリバーストーン監督が挨拶しました。
 『プラトーン』や『7月4日に生まれて』など二度のアカデミー賞を受賞した監督ですが、自らの作品を通して次第にアメリカの戦争の是非、原爆投下の是非について考えだしたそうです。そして、とうとう原爆投下は必要性のない、大量無差別の殺戮であったと断じ、国内外で波紋を呼んでいます。
 ハッキリ言ってましたよ、、、「日本の政府は長崎、広島を忘れたのか!」って。集団的自衛権の行使や原発の再稼働、さらには原発の輸出など、日本の政治に手厳しく指摘をしていました。
 今年も実り多き大会になったと感じています。
(13.8.25)
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