日本共産党
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原田あきら
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自民党のポスターはがしがおそい

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 最近ちょっと気になってたんですよね。
 選挙が終わってしばらくたつと、たいてい小さな政党や候補者のポスターが貼りっぱなしになっているのが私の目にとまります。貼るまでは、何に頼むのだか知りませんが、街のいろんなところに貼っていくのです。少なからずが駐車場などで無断貼りされます。そういうところのポスターがたいてい貼りっぱなしになってるのですよね。

維新に交じって自民のポスター

 杉並で今回、特に多いハガシ残しが維新の党。いろんなところで無断貼りのハガシ残しが目につきます。こういうことしておいて、山田宏氏みたいに“日本人の美徳”とかいってしまうからあきれちゃうのですよね。
 ところで、それにまじって多いのが自民党のポスターです。最近になってやっとはがした感じですかね。自民の場合は無断貼りはありません。しかし、お願いして貼ったであろうマンションの壁とかに「比例は自民党へ」なんて書いてあるポスターが選挙なんてとっくに終わっているのに貼りっぱなしになっているわけです。

ポスターの貼りハガシはバロメーター

 選挙が終わってから異様に疲れて動けないのか、指示系統がグダグダなのか、その両方かもしれませんが、とにかく貼りっぱなし。負けた選挙だと一歩が出なくって…ということはよくあるのですね。しかし、それが圧勝している自民党で起きているのがなかなか不思議なことです。
 たかがポスターの貼りハガシですが、現場の第一線でやっている私としてはこれって実は如実に党の勢いや体力を表しちゃうバロメーターとして気になるのです。

実は得票も増えていない

 なぜ圧勝したのに…そう思いますよね。しかし、今回の自民党は圧勝といっても比例票で1800万票…民主が政権を取った時なんて2600万票くらいとってましたかね。そもそも、そのとき歴史的大敗を喫した自民党の得票が1800万票です。そこから考えればそれほどの圧勝とは言えない…まあ、選挙制度によって大勝したといって過言でないわけです。
 ですから運動員の中で今まで以上に街の雰囲気がいいとかそういうことは実感できないし、仲間が増えているということもない…となればまあ、ようは疲れるわけです。
 まあ、これらによって引き起こされたポスターのハガシ残し現象かなと私は分析するわけですが、みなさんはどう思われるでしょうか。

自民党の地域組織の崩れが著しい

 日本共産党というのは本当にしぶとい生命力を有していましてね…まあ、高齢化が問題となっていますが、私も10年区議をやってきたなかで、そうはいっても次から次へと新しい登場人物が現れて党や選挙を支えてくれたりしてきました(私も最初の選挙でよく「4年後の選挙には党員なんてほとんど生きてないからね!」って脅されたものですが今もたくさんの方が支えてくれています)。ところが自民党の場合は、町会といった地域組織にいたりする自民党の草の根の支持者たちが高齢化著しい…そうした組織の中心になってくれるような支持者が継承、再生産されていません。
 これはわりと深刻な危機感を生み出していると思います。二年後の一斉地方選挙や、三年後の国政選挙など、その時まで自民党の人気が続いていると考えられるか、安倍政権はその時まであるのか…自民党の危機感は、圧勝してこそ拡大されているのではないでしょうか。
(13.8.27)
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