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修正されたのは多くが言い訳?

 区立施設再編整備計画素案の修正案がつくられ、「未定稿」として議員に配られました。
 まあ端的に言いますと、言い訳がより詳しくなったというところでしょうか。

計画の問題がより明確になった

 肝心の児童館やゆうゆう館利用者の不安、区立施設の機能は維持されるのかなどの疑問に答えるものとはなっていません。というより、より明確に区民サービスが低下するのだなということが明らかになったような気がします。
 それを覆い隠すかのように、先行き不透明な経済状況やら、少子高齢化やらと言い訳を駆使しています。いったい議会とのやり取りで何を学んで、何を修正したのやら。先行き不透明なのは経済状況でなく、財政危機感を煽りながら一方で、荻窪駅前開発や施設複合化による駅前ビル開発、550億円の税金のため込み方針を出すことの矛盾した政治方針です。

産業館廃止は26年度末

 さて、修正素案の中身ですが、たとえば産業商工会館の施設複合化計画。これはより具体的に「廃止」の方針が鮮明になってきました。
 これまでは杉並第一小学校の改築時に建物を高層化(議会では10階建てまでつくれると答弁)し、産業商工会館や阿佐ケ谷区民センター、杉並会館の機能をその高層ビルに移転するということにしていました。
 今回の修正素案では26年度末に施設廃止後、機能は阿佐ケ谷区民センターなど近隣の施設に移転すると書いてあるのですが、これがものすごくうさんくさいのですね。なんと、移転とは名ばかりで、近隣の施設の空いてる部屋をお使いくださいと利用者に言うだけというのですからとんでもない。機能移転と言いますが、要は事実上の廃止です。

「機能移転」の濫用

 実はこの機能移転という表現。ゆうゆう館でも児童館でも、区民事務所会議室でも使われています。たとえば児童館は施設を廃止しても機能は移転しますから安心して下さいという言い方…こういう言い回しは区だけでなく、最近区長と仲のいい革新系の区議までいっていますが、とてもじゃないですけど区のこの言葉を信用できる状況にはありません。

14日からネット上でアンケート

 さて、14日からこの修正された素案に対しての区民アンケートが行われます。無作為に抽出された1000人にアンケートが送付されますが、このアンケート内容は議員にも送付するまで秘密…。前回送付されたアンケートは著しく誘導的な内容で大学生の卒論でもこんなアンケートはとらないと、そのレベルの低さ(あるいは政治方針の露骨な押し付け)に驚きました。
 今回も相応の内容が予想されるわけですが、実はホームページ上でアンケートが公開され、それに対しても意見を送ることができるそうですので、こちらにどしどしと意見をお寄せいただければと思います。
 いずれにしても区民との意見交換はそこそこに、一気に計画を強行しようとする姿勢は認められません。
(13.11.13)
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