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原田あきら
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区立再編で衝撃の事実発覚!!!

 “少子高齢化だから施設の廃止はしょうがない”の根拠とされてきた人口推計データ。これがなんと…
 杉並区の他の資料とまったく違っていました。これってとんでもないことですよ。

都市環境委員会の報告資料を見て驚き…

 都市環境委員会の報告事項を読んでいてびっくりしました。杉並区住宅マスタープランと環境基本計画の冊子が配られたので読んでいたのですが、どちらにも将来人口推計が出ていたのです。この推計が驚きでした。
 なんと、「区立施設再編整備計画素案」(以後「素案」)で示された人口推計と全く違っていたのです…

“30年後に高齢者が人口の4割”の虚構

 「素案」で区は「国立社会保障 人口問題研究所」というところが出した将来人口推計を使って杉並の高齢者は30年後、人口の4割に達すると説明してきました。たしかにその資料を見ると2040(平成52)年に全人口に占める高齢者人口は39.6%となっています。
 しかし、実は基本構想という区にとって最上位の行政方針の資料には、区独自に推計した将来人口推計が出ていて、そこでは今後20年は人口は横ばいという数字が出ていたのです。区の推計はそこまでで、その先は国の推計に任せているのですが、残り10年でいきなり高齢者の全人口に占める割合が約20%から約40%になるのはおかしいじゃないかと指摘してきたわけです。

30年後も杉並の高齢者の割合は変わらない!!!

 それでも百歩譲って基本構想の将来人口推計は「素案」の前にでていた資料なので、基本構想のその後、推計が変化したといえなくもない…(かなり苦しいが)。しかし、今回は「素案」以後に出された資料です。しかも二つ。違う担当所管がそれぞれ出した資料です。その二つがともに20年間、人口は横ばいという結果を出しているのです。その資料からするに20年後の、高齢者の全人口に占める割合は22%であり、今とほとんど変わらないことが示されました。
 基本構想も、住宅マスタープランも環境基本計画も、最新のトレンドを加味した区独自の推計で、国立社会保障人口問題研究所よりも詳しい推計となっています。そのどれもが30年後は人口構成に変化はないという結果を導き出しているのですから、さあ大変です。

区立施設再編の計画全体が大きく変わる

 再度言いますがこれは重大な問題です。
 高齢化の推計は、この間、とくに「素案」の修正以降、もっとも重視されてきた再編の根拠です。これがほとんど変わらないとなれば大変な事態です。むしろ再編(=統廃合)すれば、税金だけ同じだけ払わせといて、施設は不足させるという事態に陥ります。
 この事実を多くの区民に知らせなければなりません。
(13.11.28)
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