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無所属区民派けしば議員のビラについて

 複数の方から“けしば議員のビラに共産党がどうのこうのと書いてあったよ”と言われたので見てみたら…
 これは興味深い内容でした。

区長選についての記事

 “共産党がどうのこうの”と書いてあったのは区長選に絡んでのことでした。
 けしば議員が区長選について、“予算決算には反対したものの、区長選では田中区長を支持する”という表明とともに、他候補の動きとして、“山田前区長らが対立候補を準備中”という話と、“共産党が独自候補を擁立するために田中区長を全面批判している”という内容でした。
 日本共産党杉並地区委員会はすでに様々な場面で、党独自候補の擁立はせず、広範な個人団体と手を取って区長候補を立てたいと表明していますので(もちろん誰も立たないとなれば党独自候補も考えますが)、無所属区民派の報道はこの時点で間違いです。あえて“党利党略の無謀な立候補”と演出したかったとしたら悪質です。
 ただまあ、自民や公明らと一緒に民主党系である田中区長を応援するという大胆な決断をした無所属区民派からみれば、共産党の動きは気になるでしょうし、そのような動きに見えなくもないだろうなと思うのであまり気にしません。

「児童館機能の存続・拡充」と区長を支持

 むしろ私が気になったのは児童館に関する記事ですね。
 けしば議員は文中「私たちは当初打ち出された『児童館廃止』に反対し、保護者や職員と結び、児童館機能の存続と拡充を要望。」としつつ、今回の計画決定の方向性を「児童館機能の維持・存続」と表記したのです。これには驚きました。

児童館廃止にほかならない

 ご存知のように区立施設再編計画には当初「児童館の廃止」が盛り込まれていました。計画決定に際して区は、「廃止」の文字こそ削りはしましたが、内容は、残る児童館が少し増えただけで、案のときとあまり変わりません。児童館は三分の二を削減、残った児童館も(仮称)「こどもセンター」と名前も法律上の定めもかわり(児童福祉法における児童館ではなくなる)、全く異質の施設になる危険性があります。乳幼児利用と相談機能を背負った施設らしいですが、利用の核であった小中学生の一般利用は児童館からは消え、学校に移されるそうです。 ← これは児童館の廃止以外の何物でもありません。

区民の声よ、届け

 この間、区立施設再編整備計画に反対する、あるいは区民の側から熟慮する集会や学習会があいついで、むしろまとまりないくらいに開かれています。それらの多くが、施設削減への批判とともに、計画を進めるうえでの田中区長のトップダウンを批判しています。こうした声にたいしてむしろ敏感だった無所属区民派が、区長選を通じて声を聞き取りづらくなっているようにみえます。政治の骨というものがないと、あるいは甘いものを食べすぎて骨が溶け出し始めると、本当に政治家というのは右に左にブレやすくなるものだということを感じずにいられません。区民の声はそうした政治の骨を作り出す大事なエネルギーだと思います。みなさんの声をもっと議会に届けることで区議会は必ず変わります。
(15.5.24)
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