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和田堀公園の樹木が大量伐採!?<1>

 大変な問題が起きています。善福寺川の河川改修により和田堀公園、近いうちに善福寺川公園の樹木が危機に瀕しているのです。

とても悩ましい問題

 今回、善福寺川の改修はいわゆる「50ミリ対応」という工事で、都市型水害防止のために川幅を深く掘り下げる工事です。この工事自体は、川幅を広げることで水害地域での下水道の圧力が逃がされ、下水の逆流が減るという水害地域救済のための工事です。この河川改修は下流から進められ、やっと杉並地域にも到達したというところです。「やっとここまできた」というのが水害対策に関わる人達の思いです。しかし、それによって大規模な自然破壊が進められるのは黙って見過ごすことのできない重大問題でもあるのです。

自然破壊の実態

 これまでこの河川改修が、これほど大きな自然帯で行われたことはありませんでした。そのため、自然保護といった観点からの計画の配慮はとられておらず、たった数十メートルの区間の第一期工事だけで80本以上(住民団体の訴えによる)の樹木が伐採される事態となっているのです。
 和田堀公園にいくとわかりますが、その自然はとてもワイルドで、善福寺川北側にあるひょうたん池周辺の樹木はうっそうとし、南側には大宮八幡から連なる樹木帯と崖。とくにこの崖にはカワセミが巣を作っている区間があります。防空壕が掘られていた跡も、私が小さい時まで埋められずにそのままにしてありました。しかし、計画では樹木の伐採とともに、この崖をふさぐ形で縦8mの鉄板が数十メートル(もっとか?)にわたって打ち込まれることになっています。こうなれば東京の名水としても名高い大宮八幡の湧水にも影響が懸念されます。この工事で和田堀公園の景観は決定的に破壊されることになるのです。

善福寺川公園の花見の名所もなくなる!?

 この河川改修工事はいずれ、花見の名所として全都的に知られる尾崎橋一帯の桜並木に到達します。現在の工事をそのまま行えば、今の景観を保つことは到底できません。そうなれば、全都的な大問題としても話題になるのは間違いないことではないでしょうか。区がそうした観点からも今回の工事にたいしてチェックをしているのかどうか問われます。
(2014.8.19)
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