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原田あきら
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区民生活におけるピンチとチャンス

 おっと、二日に一回は更新するつもりがしばらくたっちゃいましたね。
 さて、今秋から第三回定例議会が開会しました。目玉はなんといっても区長の所信表明と決算審議。これから時間をかけて報告していきますね。

駅中心のまちづくり

 所信表明にはあらためて駅中心のまちづくりが強調されました。14ページには「中野駅や吉祥寺駅など周辺地域において開発が進む中で、住宅都市としての区の魅了、『住みたい、住み続けたいまち』としてのブランド価値を一層高めていくためには、駅周辺を中心とした賑わいのあるまちづくりを進める必要があります」と力説します。今回はなぜかはっきりと書きませんでしたが、どこの駅前のことかといえば、荻窪駅前のことを言っているのは明白です。
 駅中心まちづくりの項はさらに続きます…「その際、オリンピックパラリンピックの開催も視野に入れ、区内の様々な地域資源を効果的に発信し、来街者を呼び込む視点も欠かせません」とあからさまにオリンピック需要てのを見込んだ発言をしているのです。こんな同じようなことを23区のどの区長も語っているのではないでしょうかね。

駅周辺でない地域の切り捨て

 しかし、荻窪駅前開発に熱中する一方で、駅周辺でない地域からは児童館やゆうゆう館、区民事務所会議室に小中学校までもが統廃合されていくという方針が打ち出されています。駅周辺でない地域は知ったこっちゃないといわんばかりの政治にあきれます。
 区長は議会でハッキリといっています。46地域ごとの児童館やゆうゆう館、小中学校といった区立施設配置方針はやめて、駅周辺のまちづくりにシフトすると。それが新たな住宅都市としての杉並の価値を上げることにつながるのだというのですが、みなさんはどう思いますか?まるで住宅都市の破壊ですよね。

低投票率に守られた強引な政治

 こんなデタラメな計画をしっかりと区民に周知もせずに推し進める区長。先の区長選挙では有権者46万人(人口54万)中、たった5万6千票で当選できたわけですから、まあ、区民の関心が高まらないうちに決めてしまえと言わんばかりの政治です。自民、公明、民主、生活者ネット、無所属区民派、社民と…スーパー相乗り候補ですよ?それがたったの5万6千票って…とくに杉並の自公民の組織票はかなり崩れてきているといって過言でないでしょう。

逆に見れば変えるチャンス

 人口54万人、年間総予算は2600億円、区長が毎年自由に使える予算は200億円ほど…莫大な税金が動く自治体、それが杉並です。それをたかだか5万6千票の組織票が、住宅都市をぶっ壊すかのような方向に区政を動かしていくのは何とも危険な話です。しかし一方で、区民のみなさんが手に手を取ればあっという間に変えられるチャンスもうかがえるわけです。
 まあ、共産党の私が言うのもなんですが、自公民だとか共産社民だとか、いまどきの政党の小さな組織票に区民の権利や莫大な税金をまるごと預ける必要はありません。その一部でも団結すればあっというまにそうした政党の組織票など越えられる大きな力になります。日本共産党はむしろそういう区民の勢力が現れるのを期待し、そうした動きを発展させるための情報提供や議会内外での協力を惜しみません。
 明日の政治は変えられます。本当に区民が主人公と言える杉並をともにつくってまいりましょう!
(2014.9.12)
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