原田あきら：不意打ち解散総選挙を受けて立って共産党議席倍増！

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不意打ち解散総選挙を受けて立って共産党議席倍増！

　異常な解散総選挙が終わりました。街の反応は様々で興味深いものです。
　一番の反応はなんといっても「ひどい選挙だった」というものでしょう。

あきれて、行く気がしなかった

　あきれるにも二つあると思います。一つは自公民の身勝手な解散と、民主に象徴される足の引っ張り合いという構図です。自民も嫌だけど、民主もイヤ、他の政党はよくわからない…じゃあ棄権するか。といった流れです。
　もう一つは自民圧勝報道ですね。それでもなんとかして野党に入れて自民党や公明党にお灸を据えようと思っていたような人たちが、自民が単独300議席超えを果たすかのような報道を目にして、「もう日本は終わった。行くとこまで行けばいい…」とあきらめちゃったような状態です。実際に民主党とかに入れて結果を見てガックリきている人もたくさんいますね。
　これらの人達で街行く人の7割でしょうね。

マスコミの宣伝も、財界献金や政党助成金の力も借りずに勝利

　そして２割弱が、自民に入れたものの、なんだか釈然としない人達でしょう。民主になんか絶対入れない。でも自民の暴走が気にならないわけじゃないんだよなあ…って。
　共産党に入れたら躍進した！って喜んでいるのは全体の１割弱です。ですから「躍進躍進」と共産党がもろ手を上げて喜んでいたら街の雰囲気とは合わないのでしょう。全国６００万票を超える１票1票の重みをしっかりと受け止めて、今後もブレずにコツコツとした奮闘を決意する次第です。
　ただし周りから言われる分にはもうどんどん言ってほしいですよね。なにせ、マスコミに宣伝してもらうことなく（むしろなかなか報道してくれなかったりして…）、財界献金や政党助成金にも手を付けないなど、何の手助もなく自力で勝利したのは共産党だけですからね。

党首討論権獲得！議案提案権獲得！

　しかし21議席ってのが重要です。何が重要ってそれはもう議案提案権の獲得です。ただでさえ、自公民からすればうるさい共産党の議席が、議案提案権の行使で、二倍三倍の破壊力をもつことになる…絶対に渡したくなかった21議席目だったでしょうね。
　さらに党首討論の権利獲得！これは面白い！！正直な話、民主党と安倍首相が党首討論やってても、争点も定まらなくてなんだかパッとしないのですよね。その点、日本共産党の志位和夫委員長 VS 安倍晋三の一騎打ちはかなり面白そうですよね。これはもう、国民全体から「早くやれ!」の声を上げる必要があります。

杉並の結果や、今話題の野党共闘については次回に…

　というわけで、杉並の結果や、今話題の野党共闘についての私の見解は次回に。野党共闘についてはまさに政権構想を抜きに語れない話になりますので、私も書くのが楽しみです。それでは。
（2014.12.16）

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