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探検隊41号:「盧溝橋事件は…中国が先に発砲」?
―区長の歴史認識いよいよ明らかに―

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 3月17日で閉会した第一回定例議会。予算議会とも呼ばれ年四回の議会でも特に重要な一ヶ月に及ぶ議会でした。
この議会を通して区長の独善的政治手法や、その根底に流れる「愚民思想」とも言うべき世界観がいよいよ明らかになりました。
なかでも区長がこれまで曖昧にしてきた自身の歴史認識はとうとう白日の下にさらされました。 
 今号は、7月の中学校教科書採択に向けても、重要な区長の歴史認識について議会のやり取りを報告します。

区が後援した『スーパー文化後援会』の驚くべき内容

 「こんな集会を区が後援していいのか」
「区の後援する催し物として著しく公正さを欠いている」
 区民から批判が相次ぎ、議会でも質問が出されたのが、区が2月21日(月)後援した「杉並文化フォーラム スーパー文化講演会」という集会。この講演会では歴史をゆがめる暴言が相次ぎました。
 この講演会で演説した上智大学名誉教授の渡部昇一氏は「支那事変も上海事変も、支那が起こしたものだから、中国が生意気いったら、あんたらが始めた戦争だよといえばいいんです」と発言しました。「支那事変」とは中国への侵略であった日中戦争を当時の日本政府が言いわけ的に表現した言葉です。「あの戦争は侵略戦争ではなかった」と歴史を捻じ曲げるため、「始めたのは日本じゃない」とする主張で、一部の国粋主義者がもちいる詭弁です。それを区の後援した公の場でいう。国際問題にもなりかねない重大な問題です。
 この会を主催したのは日本文化チャンネル桜というケーブルテレビ会社。ゆがんだ歴史観をもつ団体から支援を受けている会社です。区後援でありながらケーブルテレビの加入を宣伝したりするなど、区後援行事としては不適切な内容が指摘されています。

区長もその場にいた?

 議会では区長がこの会に出席していたことが明らかにされました。そして同じ認識に立つのかと問われましたが、こうした質問の流れの中で区長は「マッカーサーは自衛の戦争といっていた」、「盧溝橋事件は支那側からの発砲で始まった」などと暴言を連発。日本が起こした戦争である事実を捻じ曲げ、その侵略性を否定する主張を繰り返しました。
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盧溝橋事件とは何か

 盧溝橋事件とは1937年、中国の盧溝橋でおきた発砲事件のことで日中戦争の発端といわれています。中国に駐屯していた日本軍は軍事演習など挑発的行為を繰り返し、同年7月7日、発砲事件が発生します。これを機に日本軍は中国への全面戦争を開始します。
誰が先に発砲したのかという議論は様々ありますが、むしろ現在の研究で注目されているのは「日本軍が銃声をきいたという小事件がなぜ日中の全面衝突にまで発展したのか」という視点であり、その意味では「第一発」の犯人探しはあまり意味がないといわれています。
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戦争できる自治体づくり

区長の「人づくり」と師範塾

 区長のこうした姿勢は実際に区政に現れています。
 今議会に区長が提出した「予算編成方針」には「個の尊重がともすれば児童・生徒の…規範意識や公共心の低下を招き」とあり、この解決のために「人づくり」を提唱。最も規範意識を破壊する政治的退廃等には触れず、子どもの権利や自主性の尊重を敵視するかのような論調を展開しました。
 この教育分野の具体化として「師範塾」という新施策が今話題となっています。教師を目指す人を集め杉並独自に教員養成したのち、区に着任してもらう制度です。この塾の講義内容には「戦前のわが国の教育を現在の教育にどのようにいかすか」とあります。伝統文化の継承などではなく、「個の尊重」を否定し、国による管理統制を強めんとする姿勢では?区長の言う「人づくり」の狙いが危惧されます。

区長をあおる他会派

 区はおととし、杉並の全小・中学校の卒・入学式に「日の丸・君が代」を強制する通知をだしました。
 区長のこの間の言動を見る限り、単なる国旗国歌の尊重で片付けられません。
 こうした区長の姿勢を煽る他会派の姿も問題です。民主党の門脇議員は今議会で「起立はするけど国歌は歌わないというのは…偽善」と発言。議会を利用して区民の最低限の良心さえ奪う卑劣な行為です。
 戦争できる国づくりを自治体で進める勢力が増えています。あるいは無意識のうちに加担する勢力も。こうした議員や政治団体を区民の力で包囲しましょう。

なんと花見に70人!

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大きな拍手のなか、吉田都議の登場
 「たくさん集まって、たくさん食べて本当に元気が出た。吉田さんと一緒にがんばる!」
 4月10日(日)に開催された原田地域の花見になんと70人が参加しました。
計画段階では桜が残っているかと心配されましたが、当日は最高の花見日和。ものすごい人が集まる中で吉田都議、原田区議ののぼりが旗めきました。
 「老人クラブの会長さんやお祭りの会の会長さんとか、地域の有力者が参加していることに驚いた」と和泉地域の後援会員の方はいいます。とある方は「たかが花見、されど花見。こういうところに地域の勢いは出るもの」と熱弁。
 あまりの盛り上がりに「旗を降ろせ、共産党は嫌い」という花見への妨害があったほど。
 隣の花見客からは「演説良かった。がんばって!」と声援がありました。

日本共産党演説会に600人!

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 去る4月25日(月)にセシオン杉並で行われた日本共産党演説会に六百人もの人が参加されました。
 平日にも関わらず会場が満杯になったのは、参加者のなかに「ポストに入ってたチラシをみてきた」「共産党の訴えを聞いてみたかった」という人がいたことでわかります。また、この演説会で30万数円のカンパが集まるなど、共産党への信頼・関心が高まっていることを感じる演説会でした。

吉田都議、三つの安心を提案
上田副委員長、久々の「上田節」!

 日本画家の宮本和郎さん、私立保育園の園長さんなどによる応援演説の後、吉田都議が訴え。三つの安心(介護の安心・子育ての安心・地震からの安心)を提案しました。 さらに憲法問題に触れ「反戦・平和を貫いてきた日本共産党が都議選で勝利してこそ、憲法守れの意思を東京から全国に示せる」と訴えると会場は大きな拍手でこたえました。
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これぞ上田節、すごい迫力でした
 上田耕一郎党副委員長はオール与党に政治を変える力はないと一刀両断。「上田節」を炸裂させるとともに吉田都議の調査・追及能力を秘書時代のエピソードも含めて語り、吉田都議への信頼感をさらに高めてくれました。

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