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13.11.21 一般質問原稿『区立施設再編整備計画素案について』

ゆうゆう館の多世代コミュニティ施設化

 ゆうゆう館を利用していて、地域のいきいきクラブの役員もしている方は言います。「高齢者は若い人たちがいたのでは遠慮して利用しづらくなる。」「一人でふらっと立ち寄れて、それでいて他の方と話もしやすい。若い人たちのエネルギーも必要だが、今の雰囲気は保てない」と。
 こうした声は単に一区民の個人的要求に矮小化されない重要な意義があると介護に携わる専門家が指摘します。ゆうゆう館がさざんかネットといった高齢者にとっては難しいシステムを経ずに、ゆっくり、ゆったりとスペースを確保でき仲間と交流できる環境が、様々な能力の衰えを余儀なくされる高齢者にとっては、むしろ機能の維持を獲得する上で重要だというのです。先日開かれた介護保険運営協議会でも指摘されていましたが、現在、介護の世界では地域包括ケアという概念が重要視され、そこでは地域主体のつながりづくりがもっとも重要視されています。高齢者にとっては子どもの施設以上に身近な場所で、高齢者の身体状況に合わせたコミュニティ施設が必要となります。そこで今注目されている施設がゆうゆう館です。ふらっと立ち寄れる気軽さとともに、高齢者のために工夫されているという施設の安心感が高齢者の外出にとって不可欠というのですね。そこでお聞きします。
【質問】
 今後の地域包括ケアの観点から見れば、ゆうゆう館は高齢者の活動拠点として要となる施設ですが区はどう考えているのでしょうか。転用方針は撤回し、維持・発展させることが必要であると指摘するものですが、区の見解を求めます。
【質問】
 介護保険運営協議会の質疑の中では、地域包括ケアを進めるうえでゆうゆう館の重要性が指摘されましたが、これにたいし、部長は民間活用や空き家の活用の方向性を示していました。しかし、今回の施設再編整備計画素案では、具体的な代替案が区民に示されることもなく、転用方針先にありきとなっています。これでは区民の納得を得られないのではないか、見解を伺います。
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