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秋の御岳山！ハッスルきのこ狩りの旅��
もう道に戻ろうかなあ…
よくみると巨大なツルに巻きつかれた木はへし折られて腐っていました。何だか一人で来るには危険なところに来てしまったような…。
ちょっと不安になりながらも「ここまで来たら沢は見ておかないと」。どんどん奥に進みました。すでに１０分は過ぎていますので、この急斜面を登るという気は起こらないほどに降りていました。
おっ、沢だ！
人が入ることの全くない沢ですので、沢の周りは落ち葉が重なって泥のような状態で靴がずぶずぶと入っていきそうでした。
私は完全防水の靴なれど、あまりぬれないように石から石へ飛び移りながらこの沢を降り、民家まで達しようと決めました。
このあと過酷を極める
しかし、このあと３０分にわたっておりればおりるほど川幅が狭くなり、沢は草木で覆われ、それを木の棒でかき分けながら前進。とても写真が取れる状態ではありませんでした。
と思ったら今度は巨岩、奇岩が沢沿いをふさぎ、崖をおりるように降ったりと…正直怖くなりました。ここで熊にでも出会い頭になったら、大スズメバチにでもあったらなどと怖い想像が支配するようになって来ました。
とりあえず、ひらけたところで写真を一枚。すでになんだかボロボロになってきています。
これは笑ってしまいますが、さらに私は熊との遭遇を回避するよう、大声で松田聖子メドレーをうたっていました…こういうのを「必死」といいます。
もう一時間も降りているのに人の世界に近づいているという予兆が一切ありません。
また、川幅が狭くなってきました。最後はこんな感じの沢がずっと続き、本当に民家のあるところへ出るのかもわからずものすごい不安にかられました。「もう絶対にこんなことはやらない」…。
最初は濡れないようになんて気をつけていましたが沢の中をジャブジャブと夢中で前進。私の熱気でカメラもくもっています。手で草や木、クモの巣をかき分け、野獣のようになって沢を降っていきました。
最後はもう本当にこんな感じなんです。なんども「山を登って道に出よう」と自問しては「いやもうすぐかもしれない」「登って迷うかもしれない」などと自答。
やばい…
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