8日に続き9日にも米軍横田基地で人員降下訓練中に米軍兵士のパラシュートが十分に開かないまま基地内に降下する事故が発生していたことが明らかになりました。
報道によると、8日午前中、高高度から降下を開始し、低高度でパラシュートを開き着地する訓練で、1人の兵士が使用するパラシュートが中央部のロープに引っかかった状態で「Y」字形に歪んでいたため、通常は滑空しながら、らせん状に降下するのが、コントロールができない状況で、普段より速い速度でほぼ垂直に降りてきたとされています。
横田基地周辺自治体連絡会では7日に、基地外に影響を及ぼさないなどの安全対策の要請をしたばかりの中で起きた連続事故であり、重大な問題と言わなければなりません。
日本共産党は、これまで「人口密集地の横田基地での人員降下、物資投下訓練は中止すること」を求めてきましたが、横田基地で相次いで発生する事故は、改めてこうした訓練の危険性を示すものです。危険な訓練が繰り返されて基地の外に落ちて、市民に影響を及ぼすなど大事故が起きてからでは取り返しがつきません。
そこで、以下のことを強く要請するものです。
1、 事故の状況・原因について調査、究明し、立川市をはじめ関係自治体への説明を要求すること。
2、 米軍のパラシュート訓練をただちに中止し、今後、横田基地での人員降下訓練、物資投下訓練を行わないように要求すること。
3、 立川市として、市民に速やかに事故の状況、市として対応などについて説明すること。