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2019/11/13
第2回定例会 中町さとし 一般質問議事録
 日本共産党の中町聡です。通告に基づきまして、大きく2点について一般質問を行います。
 まず初めに、都市計画道路立3・3・30号線について質問いたします。
 3月22日、23日、26日の3日間、東京都は都市計画変更案と環境影響評価案の説明会を行いました。この説明会は、500名を超える市民が参加しました。平成28年12月にも説明会が行われましたが、そのとき以上に、この道路計画に住民は納得するどころか不安や疑問、そして怒りの声しかありませんでした。
 今回行われた説明会の住民の声を紹介したいと思います。
 40代の子育て中の人からは、
   羽衣町の自治会、子ども会が何十年もかけて人と人とのつながりをつくってきた。それを壊す権利があるのか。
−−そう言っておられました。
 羽衣ねぶた祭りの役員の方からは、
   羽衣ねぶた祭りの本拠地は北町会だが、会館が丸ごと計画道路にのまれてしまう。商店街と自治会がともに協力し合い、20年間続けてきた祭りができなくなってしまう。
 90代の高齢者の方からは、こういうお話がありました。
   結局、この道路計画で生活がめちゃくちゃになるんですよ。自分の家がとられてしまったら補償なんてもらっても何の意味がないんですよ。みんなの生活がめちゃくちゃになっちゃう。こういうことを考えているのか。役所の考えと住民の考えは大分違うんですよ。環境アセスの数字合わせでも、数字合わせとして幾らでもできるんです。そういうことじゃなくて、我々住民の生活を守るにはどうしたらよいかを考えていきたい。
−−と、この90代の高齢者の方は言っておられました。
 また、冒頭で50分程度、スクリーンで説明が行われましたが、説明に納得できず数十名の方が席を立ち、憤りながら退室されていきました。
 中には、
   俺は幼稚園のすぐ近くで30年以上暮らしている。地域を守ってきたんだ。こんな計画はだめに決まっているだろう。
−−そうどなって帰られる方もおられました。
 説明会の会場を出る際に私が直接聞いたお話では、こんなお話もありました。
   30年以上ここに住んでいる。主人が病気でリハビリを今している。体の体調が悪くて住まいを変えるなんていうことは、到底無理な話です。
−−そうおっしゃっておられました。
 50代の女性からは、こんなお話をいただきました。
   6年前にこの家を買った。そのとき、道路計画がある場所だけれども、もう50年以上も何もないし、中央線も高架化されたから問題ないと、そう不動産屋に言われた。
−−とおっしゃられていました。
 また、高齢の方からは「道路ができる前に死にたい」、そんな言葉もお聞きいたしました。
 市民がこういったことを言われるような状況です。
 ここでお聞きします。
 住民の方から出されたのは不安や疑問、そして怒りの声が大半でした。こうした状況について、立川市としてどのような感想を持たれたかお答えください。
 また、道路計画沿道の住宅には、28m道路計画を考える立川市民の会が作成した、28メートル道路に反対するプラカードが張り出されておりまして、その数は約150件を超えたところと聞いております。4月24日には市民の会の代表の皆さんが、東京都知事へ質問状とともに759名を超える署名を提出しました。このような住民の皆さんの運動が巻き起こっている状況について、立川市としてどのように考えておられるのかお聞かせください。
 次に、学校給食について質問いたします。
 まず、市の方針による大型調理場の内容や見通しについて質問いたします。
 市の方針では、小学校8校の単独調理場を廃止して、中学校9校分と合わせて8,500食をつくる大型の共同調理場を建設する、そういった計画ですが、私が保護者や子どもたちからお話をお伺いする中で、どう考えてもこの市の方針では、保護者も子どもたちも納得できないと言わざるを得ません。
 市の方針の問題の第1、それは小学校の単独調理場をなくすことです。パブリックコメントでは、廃止せず存続すべき、そういった回答が圧倒的多数でした。小学校の単独調理場の廃止という重大問題について、保護者や子どもたちの声を聞いていないのは、私は問題だと思っております。
 これまでの答弁では、新設する小学校給食共同調理場の供用開始までのスケジュールや、事業手法が具体的に定まった段階で説明会を開催する、そういうことでした。このような進め方では、市の考えを押しつけるものであって、市民の声を聞くという姿勢ではありません。なぜ保護者や子どもたちの声を聞かないのかお答えください。
 第2の問題点は、中学校の現在までに、当初は7年ということで相当時間がかかるという問題です。
 先日私は、中学校の運動会に参加しました。そのときに保護者の方からこんなお話を伺いました。「うちの子は1年生、卒業するまでに中学校給食はできないものなのか」、そういったお話を聞きました。
 生徒からはこんなお話も聞きました。
   注文弁当でシシャモが入っていたんだけれども、お弁当の中でシシャモの頭がフルーツの仕切りを越えて、マンゴー味のシシャモ。これは本当にまずくて食べられなかった。だから、今すごくおなかがすいているんだ。
−−そう言っておられました。
 また、
   お弁当にはサラダが入っているんだけれども、食べるときには水浸しになっていて、ドレッシングもかかっているのかわからないような状態。
−−そういったことも聞いています。
 また、
   お弁当の注文は1週間前、注文を忘れた場合はおかわり用の白米だけを食べるんだよ。よくおかわりをする運動部のクラスメートから、お弁当を忘れたからといって、そのお弁当を食べると運動部の生徒からがっかりされる。申しわけないという気持ちにもなってしまう。
−−そういう生徒からの声を聞きました。
 もう一つ、保護者からこんな声を聞きました。
   本当なら、おいしくてお腹いっぱいになるお弁当を毎日つくってあげたい。だけど料理は苦手だし、夜勤の仕事のときもある。だから両立できない。私は保護者失格だ。
−−子どもに「ごめんね」と思っている母親がいました。「私は自己嫌悪になっちゃう」と、その母親は言っていました。
 私は、保護者や児童からこのようなお話を常に聞くんです。一日も早く中学校の完全給食を実現させなければいけないと、私は率直にその現状を目の当たりにして、とても焦っております。
 そこでお聞きします。
 中学校の完全給食が開始されるまでに7年かかるということですが、どのくらい時間を短くしてできるとお考えなのかお答えください。これは与党議員からの質問でも、7年もかかるのではなく早期実現するべきだと、そういった声も出ています。
 見通しについてはどのように考えているのかお答えください。また、一日も早く中学校給食を実現してほしい、この声に応えるためには、市はどのような努力をしているのかお聞かせください。
 市は、コンサルタントに委託調査を行っている、そう言っていますが、どのような状況なのか。また、8,500食を調理する大型調理場の内容というものはどういうものなのか、お答えください。
 以上、次の質問からは一問一答の席からの質問とします。

○議長(佐藤寿宏君) 市長。

◎市長(清水庄平君) 都市計画道路立3・3・30号線につきましてお答えいたします。
 東京都環境影響評価条例に基づく環境影響評価書案に関しましては、意見書が提出されていると伺っております。意見に対する見解は、都条例に基づき、今後事業者である東京都が見解書を策定し、公示・縦覧を行い、その後、都民の意見を聞く会を開催し、東京都環境影響評価委員会へ諮問することとなります。
 市としては、条例手続として提出された意見書に対し見解を述べる立場にはないと考えております。
 その他は担当から答弁いたします。

○議長(佐藤寿宏君) 教育長。

◎教育長(小町邦彦君) 学校給食の御質問でございます。
 学校給食共同調理場の新設に係る方針に基づきまして、共同調理場の検討を進めておりますが、この方針は学校給食運営審議会において、公募市民や小中学校の保護者等の意見・要望を踏まえて作成された当審議会からの答申を受け、パブリックコメントを経て、平成30年2月に決定したもので、保護者、市民の意見を反映しているというふうに考えているところでございます。
 現在、新学校給食共同調理場整備事業化調査等業務委託によりまして、事業手法の評価、施設整備計画の策定、供用開始までのスケジュールの作成等に取り組んでおります。一日でも早い供用開始を目指し、今、精力的に作業をしているところでございます。
 以上です。

○議長(佐藤寿宏君) 暫時休憩いたします。
   〔休憩 午前11時52分〕
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
   〔開議 午後1時0分〕

○副議長(福島正美君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
 中町議員。

◆18番(中町聡君) 御答弁いただきましたので、お昼を挟みましたが、一問一答で質問させていただきます。
 まず、道路問題、質問しました。質問したんですが、スケジュールなどのお話、答弁でして、明確な答弁が出ていなかったと、私は感じております。説明会についての立川市としての、この感想というのを私聞いたんですけれども、明確な答弁がありませんでした。
 また、こういった反対するプラカードのこと、地元でどういうことが起こっているのか、東京都、都知事への質問状、こういうことが署名が出されたことについてもお聞きしましたが、明確な答弁はいただけませんでした。私は立川市民がやっぱりこういった動き、運動をしている中で答弁もいただけないということは非常に残念だというふうに思っております。
 住民から、住民無視の道路計画ということが私は言いたくて、今まで培ってきた地域のつながりも営みも全てが台なしになるどころか、健康への影響もあることというのがわかっている、こういうことが大きな反対の運動が起こっているということでもあるんです。
 この道路計画に入る住宅周辺に、この反対運動が起こっている、そういったプラカードが張られているところというのは、立川市はごらんになっているのかなと、実際にその現地を見たことがあるのかなという疑問があります。ああいう現場を見て答弁もいただけないというのは、非常にいかがなものかなというふうに思います。
 これ50年以上昔の道路計画、これが突如目を覚まして、今、住民の方々がどんな思いで、どれだけ不安な思いをして生活をしているのか、まだ市はわかっていないと私は思うんです。
 これまでに立3・3・30号線には説明会や意見書などでも大変大きな疑問、指摘されてきております。昭和36年に計画された道路計画なわけで、50年以上前と今とでは、この道路をつくる目的というものも違うのではないか、そういった指摘もあります。しかもこの今回説明会に出された環境影響評価書案、これには環境への影響は全て基準の範囲内だと、そういうふうになっているんです。ですが、これでは私は立川市民の暮らしは絶対守れないと考えます。
 まず、一つずつ聞いていきます。
 大気汚染についてお尋ねさせていただきます。大気汚染の環境基準の中に微小粒子状物質PM2.5、このPM2.5の項目が入っていないんです。
 この物質、これは皆さん聞いたことはあると思いますが、この物質は肺がんやぜんそくの原因、花粉症などの促進もさせるような物質なんです。当然、このPM2.5というものも評価で入れるべきだと思うのですが、このPM2.5について、まだこれ評価入っていないんですけれども、なぜこれが入っていないのか、理由を教えていただけますか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) PM2.5につきましては、予測評価の手法が科学的に確立されておらず、今回の環境影響評価については対象としていないとのことです。
 また、東京都では都内の大気汚染の状況を把握するため、大気汚染状況の常時監視を行っており、PM2.5については減ってきていると説明会において東京都より質問に対し説明がございました。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 科学的になかなか証明できないということで、PM2.5が評価に入っていないということなんですが、PM2.5はどれだけ体に影響が出るかということは、もう科学的には証明されて研究も進んでおります。
 PM2.5は特にディーゼルガソリン、排ガスに含まれるというものが圧倒的に多いということもわかっておりまして、これは東京都も認めております。この粒が小さくて肺に入るだけではなくて、血管の外側を破って血管の中に入ってくる、そういった体に影響があるというもので、いろいろな事例として東京都の環境省のホームページでも事例がしっかり紹介されているということです。
 都内でも60カ所ほど、このPM2.5をはかる計測器が設置されておりまして、評価に入れることできると思うんです。こういった評価がないということが住民のことを考えてない、道路つくるありきな評価書案になっているというふうに思うんですね。
 これぜひこういったPM2.5の評価をしっかり入れていくということを立川市は言っていくべきですし、まだこのPM2.5、これだけではなくて、ほかにも自動車走行に伴う騒音の影響についても問題があるんです。
 騒音に関する環境基準なんですが、沿道の環境ごとに守るべき基準があるというふうには書いてあるんです。でも都の評価書案では、特例という基準数値、これを下回るので影響がないってなっているんですね。
 計画地沿線には一部では商業施設が沿道になると思われる地域、あと次に、全くの住宅街、その中間という場所で三つの分類に分かれているんです。ですが、それぞれこれ地域特性に合わせて評価されるべきものだと思うんですが、これ住宅地では住宅地としての基準で影響があるかどうか、評価されていないんですけれども、なぜこういう評価になるのか、御説明いただけますか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 道路交通の騒音レベル等につきましては、環境基本法に基づく基準を評価の指標とし、環境保全のための措置等を勘案し、予測結果を評価しているもので、昼夜とも満足しており、住民の生活を無視したというものでないと、説明会で東京都より質問に対し説明がございました。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 私ちょっとびっくりしたんですけれども、基準はあるんですけれども、このデシベル以下というふうに書いてあるんですけれども、その下に、
   この場合において、幹線交通を担う道路に近接する空間については、その基準にかかわらず、特例として基準値をつくってある。
−−と、そういったことになっているんですね。
 この特例というのは、本当に道路をつくる側の都合のいい数字合わせのものだなと私は言っておきます。
 環境基準ではA、B、Cの先ほど言った地域、分かれていて、AとBは一般住居の区域で昼間は55デシベル以下、夜は45デシベル以下、Cの場所は昼間は65デシベル以下で夜は商業、工業で昼間65デシベル以下、夜間は60デシベル以下となっているんです。
 中央線から南側の羽衣町は静かな住宅街なわけで、区分はこのAという一般類型という部分に入るはずなんです。そうしなければ、住民への騒音被害というものは免れないんですけれども、この特例というのがあって、住民に被害がない、影響がないということを言っているんですね。これ私は全くおかしな評価書案だなと言わざるを得ない状況なんです。これ御答弁いただけますか。この特例に関して、市はこれでいいと思うのでしょうか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 事業者である東京都は、東京都環境影響評価条例に基づき、その基準において評価を行っているものと考えてございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) わかりました。事業者が東京都ということで、想定内の御答弁でした。
 これ大型ダンプカーが走っただけでも88デシベルを超えちゃうんですね。それがピンポイントで1時間で数台であれば、これ平均ではかっているので、そういった88デシベルとかダンプカーの音とかも平均値から外されちゃうんです。だからこれこういう基準になっていますが、特例っていうのも問題ですが、この70デシベル以下、夜は65デシベル以下という基準でも、それよりも上にいくということが、もうほかの道路でわかっているわけです。
 やはりこの特例ということを使うということは、使った評価書案ということは、大型道路をつくるありきの住民を無視したものだと言っておきます。これは立川市として、しっかりこの評価はどうなのか、疑問に思うという、この評価の仕方では立川市民は守れないということを、立川市が東京都にしっかりと言わなければならないというふうに私は思います。
 広島2号線、これは広島県ですが、この広島2号線の道路、これも幹線道路になります。これは昼間は70デシベル以下、夜は65デシベル以下なら大丈夫だという考えだったんです。ですが、この道路を設置する側が、環境基準を守ってますよという理屈でつくりました。
 ですが、この広島2号線、昼間は外で65デシベル以下、夜は室内40デシベル未満じゃないと、受忍限度を超える、そうしないと、住民が生活して耐えられないっていうことを裁判所は認めたんです。判決で出てるんです。これ同じ幹線道路です。交通量、そういったものは違うにしても、こういった道路をつくる側の環境基準、特例でいくと、こういった住民に生活、体の影響が出るということが、もう裁判所でも出てるんです。
 裁判所はそれじゃだめだと、もっと基準を低くしないと、沿道の住民は健康被害を免れない、この判決を、こういった事例があるにもかかわらず、この道路を東京都が言うからつくる、そういった方向で進めていくのは、立川市としてよろしいのでしょうか。質問で、これは答弁いただけますか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 環境影響評価における基準値の設定等について、見解を述べる立場にはございません。
 これにつきましては、東京都環境影響評価条例に基づき、最終的には環境影響評価審議会、これは学識有識者で構成される第三者委員会です。ここの場でこの中身について審議がされ、その妥当性について審議がされるものと考えてございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) それでは、学校衛生基準、これの評価というものも考えなければいけないと言っておきます。評価書案でも述べているように、沿道には学校があります。その敷地そばをこの道路が通ることになる、そういったこの道路計画ですよね。
 子どもたちへの影響がとても心配だと、保護者を初め、これから子どもを産み育てようと考えている若い人たちからの不安の声というものも、この間の説明会でもありました。部長も説明会に出てたので、こういった声があるということは御存じだとは思いますが、教育への不安の声、住民から出ていること、これは私もほかにもいろいろ聞いております。
 そこで、学校については、通常の環境基準よりも厳しい学校環境衛生基準というものがあります。この道路計画では、第二中学校のテニスコート二つ分を削るほど、学校の目の前を通る道路の計画になっております。当然、学校衛生基準でも評価すべきと考えるのですが、なぜか学校環境衛生基準での評価というものがされていないと思うのですが、それはなぜなのか、お答えいただけますか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 騒音は環境基本法に基づく騒音にかかわる環境基準を満足してございます。学校環境衛生基準につきましても、窓をあけた状態での検証を行い、いずれも満足しているとの結果が出ていると、説明会において、東京都より質問に対しての回答がございました。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) それが特例なんですよね。道路の端から20メートル以内のところに学校の敷地、校庭がある場合は、学校環境衛生基準で評価しなければ、子どもの授業に大きな影響があると定められた基準、これが学校環境衛生基準。
 でも、特例によって、これがなくなってしまっている。騒音に関しては、窓をしめた室内で50デシベル以下、今、部長から答弁ありましたが、窓をあけているときは55デシベル以下にすべきであると、厳しい値になっているんだけれども、こうしなければ、学校教育、児童の健康、安全で安心である教育ができないということを決められた厳しい基準になっているんですが、この特例が入った状態で、この基準満たしているというので、この状況で道路をつくって、第二中学校は、これ子どもたちに影響がないということを断言できるのか、これ教育委員会、お答えいただけますか。

○副議長(福島正美君) 教育部長。

◎教育部長(大野茂君) 今回の環境影響評価につきましては、東京都が道路、立3・3・30号線のために実施したということでございます。ですので、私どもが見解を述べる立場にはないと考えております。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 子どもの健康にかかわることなので、物を申す立場だと思いますよ、教育委員会。
 WHOの騒音に関するガイドラインでは、学校では教師の講義を聞き取る知的作業のため、声と騒音の差が15デシベルが必要で、窓を閉じているときで50デシベル以下が望ましいというふうにされているんですね。これはこの学校基準のほうに入っているんですけれども、書いてあるんですけれども、これまた騒音だけでもなくて、幹線道路近くに住む小学生1万2,000人を対象に、5年間追跡調査を環境省のほうがしたんです。これぜんそくの発症率というものが、その環境省の健康影響調査のほうで、ぜんそくの発症率が高いということが、もう発表されているんです。
 騒音も大気汚染の問題も、こういった科学的な知見からも、国も認めていますし、それでもこの教育委員会として、子どもたちに、教育にも影響がないということを断言できるのでしょうか。言う立場にはないというのが、私は疑問で仕方ないんですけれども、もう一度御答弁いただけますか。

○副議長(福島正美君) 教育部長。

◎教育部長(大野茂君) 今回の調査については、特に私どもは意見を申し出る立場にございません。
 ですけれども、教育委員会では学校環境衛生基準に基づきまして、調査はしております。ですので、その場合に、先ほど申し上げた、騒音であれば窓をあけた状態で55デシベル以下が望ましいと、望ましいという基準なんですね、これは。それを超えている状態などが出た場合には、何らかの計画を立てるとか、あるいは、これは「でなければならない」とはまた違いますので、その辺はそういう状況が出た段階で、我々としては対応を考えようと思っています。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) これは大変不透明だなというふうに思ってます。住民が不安に思うのも仕方がないなと思います。これ対応できるのかどうかというのもまだわかりません。そういったものなんですよ。だから、これは市民がどうなんだと、説明がしっかりされてないじゃないかとか、私たちの生活はどうなんだと、不安で仕方がないと、そういったことになっているんですよ。
 この評価書案は、この説明会のときに都市計画変更案及び環境影響評価書案のあらましということで配られましたけれども、これ数字だけ示していて、写真もあるんですけれども、これなかなかわからないですよ。わからなくさせられているというか、うまくやられているようにしか私は思えませんけれども、私はそういうふうにしか思ってないんですけれども、数字だけでは、その影響が小さいのか大きいのかというのも、我慢ができる範囲なのかが全くわからないんですね。立3・3・30号線と類似する道路、これに似ている道路というのはどんな道路になるんでしょうか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 類似の道路という御質問でございます。
 道路としての機能面では、多摩地域の南北主要幹線道路といたしましては、天王橋を南北に通る主要地方道59号八王子・武蔵村山線がございます。また、規模といった部分、幅員といった同規模な道路といたしましては、立川基地跡地昭島地区を南北に通る昭島3・2・11号国営公園西線は幅員30メートルで片側2車線、自転車専用道路、歩道で構成するものがございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 今、ちょっと私初めて聞きまして、すぐにその場所、今度あすにでもチェックしに行きますので、そういう台数というのは大体似たような台数という見方でよろしいんでしょうか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 今御答弁させていただきましたのは、まず機能としてのもので八王子・武蔵村山線、これは残堀川沿いに武蔵村山からずっと多摩大橋に通る道路でございます。
 それから、幅員といった意味では、立川基地跡地昭島地区に数年前に供用開始いたしましたものでございまして、交通量という意味で類似しているという意味ではございません。あえて交通量で類似しているという意味では、幅員が違いますけれども、立川通りにおける日野橋から東橋交差点、このあたりの交通量というのが予測交通量に類似した交通量であろうかというふうに考えてございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) こういったことというのを、立川市が立川市民にいろいろ説明するとか、丁寧にやっていくとかということを考えたことというのがあるのか疑問に思ったんですけれども、これは通告してないので質問はしませんけれども、次の質問に移ります。
 評価の前提である交通量予測というものも正しいのかなというのも私疑問に思ってまして、評価の前提である交通量、これ予測ですけれども、都の以前の指標では、2車線道路での配分交通量、これが2万1,600台だったと思うのですが、都内の交通センサスによると、これ交通量の調査によると、平成17年、平成22年というのがピークで、交通量というものが減っているんですけれども、これ完成時には交通量は2万1,600台を下回ることが十分に予測されるんじゃないかなというふうに思うんですが、この見解、どういう見解なんですか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 説明会におきまして、将来的な交通量については、部分的なところは別ですけれども、総交通量としては減らないといった予測を東京都のほうはしてございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 立川通りに関してなんですけれども、平成22年をピークに台数というものが減っておりますよね、ここもう一度答弁いただけますか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) アセスにおきまして、22年とたしか27年の比較をしてございますが、これも説明会で東京都のほうから説明がございましたが、ちょうどこの22年というタイミングが中央線の三鷹・立川間の高架化事業が上がった時期でございまして、27年がですね、そういったことから、恐らくこの減っている数字というものは、それによって地域の方々が踏切が解消されたことによって分散されたんであろうといったような予測をしているというふうに説明会で東京都のほうから説明がございました。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) では、平成22年をピークで減っていると、この先も減るという可能性があるということの認識でよろしいんでしょうか。もう一度答弁いただけますか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 減るといったことではなくて、今後も同程度になるだろうといった予測でございます。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 交通量、車の台数も減ってますし、交通量は減るのに大きな道路をつくるというのが疑問なんですよ。ピークも過ぎてますし。
 何かこのあらましのところを見ますと、立川通りを初めとする周辺道路の渋滞緩和って書いてあるんです。この立川・東大和線の整備の目的のところで。これってどういうことなのか、答弁っていただけますか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) これまでも一般質問等において、立川駅周辺の交通渋滞というのは、本市の重要な課題であるといった指摘を受けてございます。恐らく立川市民におきまして、現在の立川通りがスムーズな交通が確保されているといった認識の方はほとんどいないんではないかというふうに感じてございます。
 そういった意味で、今回特に通過交通、この3・3・30号線というのは立川駅直近に入らなくても南北に移動できるといった主要な多摩地域における幹線道路でございますので、これは必要なものであるというふうに考えてございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 私、毎日この市役所来るときに立川通りを通ってくるんですけれども、特別商業のバーゲン中とか、そうやって休みのとき以外は意外とスムーズに私通っているというのが私の認識です。
 渋滞するというの、これどうして渋滞するという、渋滞といいますか、私はこのやっぱり現状、交通渋滞という問題は、基地跡地の商業施設などが交通渋滞の問題を、この都市計画道路の建設の目的にしてるんではないかと、それっておかしいんじゃないかと思うんですね。
 基地跡地の交通渋滞の解消っていうのは、やっぱり原因をつくっている企業にしっかりと対策をとってもらうと、これが筋だと思うんです。当時は車を使わずにモノレールなどの交通機関を利用することだったり、隔地駐車場つくってシャトルバスの運行をして、交通の分散化をしていくという、そういったことがあったと思うんですが、これってしっかり何かやられてない気がするんですけれども、こういうことはしっかりやられれば、渋滞の緩和できると思うんですが、この点はどういう見解なんでしょうか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) 中町議員も立川出身でございますので、立川基地跡地が開放される以前から、駅周辺の交通渋滞というものは、これは本市の課題であったと。現在起きている駅周辺の交通渋滞が、基地跡地等に新たに進出した企業者が原因で起きているものではないというふうに考えております。
 そのために、従前からある交通渋滞をいかに軽減させることができるかといったことを、立川市内交通円滑化推進懇談会といった組織を立ち上げて、これは都内では本市だけでございます。そういったものを立てて、これ以上悪化させないように各事業者、もしくは行政、それから各交通事業者等も含めて、これ以上麻痺しないように努力をしていきましょうということで、各役割分担において、事業者においても努力をし、大きな混雑には至っていないといった状況でございまして、この根本的な交通渋滞という問題は都市構造の問題で、ある意味、これは行政の責任かもしれません。
 それを根本的に解決していくためには、この3・3・30号線といった南北の動線を、しっかりした幹線道路を確保することが重要であるというふうに考えてございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) その懇談されていろいろ会議を設けて、そういうのをなくすっていう努力をされているというのは、それは結果として十分できている、行われていると、渋滞の緩和、十分とられているという認識でよろしいんでしょうか。

○副議長(福島正美君) まちづくり部長。

◎まちづくり部長(小倉秀夫君) この懇談会は基地跡地に大型家具店が出店するといった状況におきまして、首都圏の西地域を全て広域な商圏を持つ大規模な外資の家具店であるといったことで、これが出店すると決まったときに、これまでもデパート等のバーゲンにおいては、立川通りが全く動かなくなってしまう。若葉町から通常であれば15分、20分で来れるところが2時間半もかかってしまう。やむなくバスの運転手が「お急ぎの方は、ここでおりて歩いて行ってください」といったような状況があったと。
 そういったことで、これに加えて基地跡地等による出店が起これば、一体立川市の交通網というのはどうなってしまうのかといったことを、これはもう関連する商業者、交通事業者含めて、全て大変な問題であるといったことで危機感を持ちました。それをもちまして、新規事業者には、これ以上少なくとも出店に際して負荷がかからないようなことを皆さんでやっていきましょう。
 それは新規事業者だけではなくて、例えば大型店においても、バーゲンをずらすですとか、時期をずらす。バーゲン時においては駐車場の無料サービスをやめるとか、さまざま事業者が少しずつ努力をして、現在の状況を生み出しているといった状況でございます。決してスムーズなものが確保されているんではなくて、従前と比較して悪くならない努力を、この懇談会において皆さんで話し合いをして実行しているといった状況というふうに考えてございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) この市役所のちょうど東側ですか、大きな企業の土地に運送会社、倉庫ができると思うんですが、またそこで大きなトラックとかが通ると思うんですね。また渋滞が起きるような引き金になるかなというふうに思ってます。
 この間の説明会で、住民の方から言ってましたけれども、この道路をつくる、渋滞を緩和するっていうのは、その大きな企業のために道路をつくるようなものじゃないかと、こういう指摘されてましたよね。私これ住民は納得できないと思うんですよ。
 渋滞をなくす、その多摩の幹線道路だといっても、住宅が、自分の生活がなくなってしまう、とられてしまう、お隣さんとのつき合いも深かったのがなくなってしまう。住民は納得できないんですよ。これ住民を、立川市民の安全も、これ健康も守れるものではないというのは私はっきりしてるんです。
 そこで、過去に阿部行蔵市長のときに、市民のこの反対の声、58年前ですね。この市民の反対の声を聞いて、この28メートル道路の凍結をさせた経験、立川市にはあるんですよ。
 市長、この都市計画道路、立3・3・30号線、30号、これができてしまえば、立川市民の生活、そして健康を守ることっていうのは、絶対できないんです。首長として、立川市民の生活を守る、今ある積み重ねてきた人とのつながり、ねぶた祭りも、こういったものを守るために首長として、この道路計画、中止だということを東京都にしっかり要求すべきです。最後、市長、答弁いただけますか。

○副議長(福島正美君) 副市長。

◎副市長(田中良明君) この立3・3・30号、立川・東大和線につきましては、先ほど部長のほうからも説明ありましたけれども、多様な効果が期待されるということで、渋滞の緩和に寄与する。それから、それに加えて、近年では緊急輸送道路の拡充、あるいは避難場所へのアクセスの向上、そういった点の意味においても重要な路線であるというふうに考えてございます。
 本市だけではなくて、多摩地域に欠くことのできない骨格幹線道路であるというふうに考えております。本市といたしましても、東京都に対しましては、引き続き事業の促進について要請していくこととしておりますし、連携して進めるものというふうに考えてございます。
 ただ、東京都については、丁寧な説明も含めましてお願いしてまいりたいというふうに考えてございます。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 立川市長なので、立川市民の思いをしっかり酌み取っていただきたい。ほかにもいろいろ言いたいことあったんです。これに書いてあるんですけれども、道路の緑をふやすとか、安全になるとか、全然言っていること、これ住民のためになってないんですよ。立川市民のことを何にも考えてないで、この道路っていうのをつくられているんですよ。しっかり考えていただきたいんです。
 私また質問しますので、よろしくお願いいたします。東京都のほうに要望を立川市からしっかりやっていってくださいね。よろしくお願いいたします。
 次に、質問に移りたいと思います。時間がなくなってしまいました。
 学校給食のことを質問いたしました。中学校完全給食、これ開始されるまでに7年かかるんですが、どのくらい時間を短くできるのかということを質問しました。
 答弁では、答申を受けて、パブリックコメントを受けて、市民の声も聞いていますし、事業の方法のスケジュールとか、積極的に努力していると、そういったことをおっしゃられて、答弁ありましたけれども、答申を受けてパブリックコメントっていう、その順番が私は何か、もともとこの中学校の完全給食をしてほしいというのは前からあったというのは聞いてあったと思うんですけれども、自校方式の給食がなくなるっていうのは、もともとこれ市民からあった声なんですかね。
 私こういうところが市民の声を聞いてないで進んでいっちゃってるなという疑問がすごくあるんです。なぜ市民の声を聞いていっていただけないのかなと。まちづくりというのは基本そういうところなんじゃないかと。
 私はさきのこの道路の問題でも、そういう疑問もあるんですよ。まちづくりっていうのは市民の最初の思い、願いっていうのがあって、そこから出てくる意見、そういったもので論議して議論してつくられていくものなんですけれども、そう思ってたんですけれども、私議員になって5年たって、いろいろなそういう市民の声っていうのか、湧き上がって出てきている話じゃないことも多大にあって、私すごい困惑するときがあるんです。
 とにかく時間がないので、言いたいこといっぱいあるんですけれども、中学校の完全給食の実施、これ早期開始望まれているんですけれども、これ市も重々把握されていると思います。これ当初7年と言っていましたけれども、実際今数字的にはどうなんでしょうか。お答えいただけますか。

○副議長(福島正美君) 教育部長。

◎教育部長(大野茂君) 先ほど答弁しましたように、今その施設の整備計画、また、事業手法の評価をやってます。その中でスケジュール的にどうなっていくんだっていうことを今検討している最中でございます。
 建物を建てるだけのスケジュールというのと、あとは整備がちゃんと済むというスケジュールございますので、現時点では、やはりこの委託の中で一定の結論、あとはさまざまな外部要因等を勘案した中で、その期間等については言える状況になったときに申し上げたいというふうに考えております。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) すごく早くつくってほしいんです。中学校の全員給食、早くつくってほしいんです。何年なんですか、6年とかなんですか、数字出せないもんなんでしょうか。答弁いただけますか。

○副議長(福島正美君) 教育部長。

◎教育部長(大野茂君) 繰り返しになってしまいますけれども、具体的なスケジュールにつきましては、さまざまな要因がございますので、この場で何年というふうなことは現時点では申し上げられません。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) あのですね、伸び盛りの中学生にとって、大人になる体づくりのために生涯のうちで一番多く栄養が必要な時期ですよね。朝も昼も夜も食事ってとても大切です。
 子どもの貧困が社会問題になる中で、給食は子どもたちのセーフティネットの役割を担っていると、そういうふうに思いますし、できるだけ早くつくるっていう方法を、私たち提案するんですけれども、以前も質問いたしましたけれども、国有地、いろいろと手続も大変です。鉛が、もともと射撃場だったところもあって、鉛だったり、そういったシアンとかが出てきて、そういう除染とかもしなきゃいけないと。除染作業でまた1年とか、お金もかかるし日数もかかってしまうじゃないですか、国有地を使うと。
 だから、私たち日本共産党の市議団は3カ所、市有地の3カ所を使って、その3カ所に1,500食ずつの小規模な調理場を3カ所つくって、中学校の給食実現させていく。そうすれば、自校方式の給食もなくさないで済みます。しかも小規模な調理場、これを3カ所つくるっていう方法であれば、1年2年でできるんです。これ八王子市が実証しているんですよ。
 国有地であるから、いろんな手続があって時間かかっちゃうんですよ。大きなものをつくるから大変なんですよ。PFI方式とか、そういった方式の手続とかで時間がかかっちゃうんですよ。小規模な調理場をつくっていく、3カ所つくっていく。この3カ所の場所だけでも見に行くとか、少し検討する、そういった姿勢を少しでも見せてもらえませんか。

○副議長(福島正美君) 教育部長。

◎教育部長(大野茂君) 今、八王子市という例があったんですけれども、本市の形状や広さから考えまして、3カ所に分散して建設するよりも、共同調理場を1カ所で運営するほうが効率的でありまして、持続可能な運営ができるというふうに考えているところでございます。
 以上です。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) 子どもってすぐに成長しちゃうんで、6年とか7年とかだと、今小学校何年生とかの子が、もう中学校も卒業しちゃうとか、そういうような状況なんですよね。今子どもの貧困とか、そういうの言われて、私も子ども食堂2カ所で一生懸命料理長として頑張ってますけれども、非常に大変なんですよ、今。早く何とかしてあげたいんです。お願いしますよ、これ。
 自校方式の調理場、なくしてほしくないんです。それもお願いしたいんです。きめ細かさが大切です。昼食、埼玉県の北本市では、センター方式から自校方式にしていくっていうことを決めましたよ。自校方式に切りかえる、その理由っていうのは、費用対効果だけでは考えられない食育の重要性がある。そして、温かいものを温かく、冷たいものは冷たく食べさせてあげたいと。給食の温かな思い出を残してあげたい。地場野菜を多く取り入れることもできる。そういった思いがあって、埼玉県の北本市はセンター式をやめて自校方式に変えていったんですよ。
 せっかくある、一番いいとされる自校方式をなくしてセンターに変えていくっていうのって、これはほかのまちからしてみたら驚かれるんですよ。何でもともといいものをなくしちゃうのかと。一小のこの間建てかえありましたよね。調理場きれいになったじゃないですか。六小もきれいになりました、大規模改修で。五小もですよね。これから七小も調理場新しくするじゃないですか。
 この自校方式の調理場が、またきれいにしたのになくす、それでセンターにするっていうのって、とっても無駄だと思いますし、何でこういうことがあるのかなと、何でこういう現象が起きてしまうのかなと、疑問で仕方がないんですが、まず、数字として、この自校方式、一小も七小も五小も六小も、これ調理場を改修した金額って幾らぐらいかけたんですか。

○副議長(福島正美君) 教育部長。

◎教育部長(大野茂君) 大規模改修ですとか、新校舎の建設等につきましては、全体で費用等を積算しておりますので、その調理室だけで幾らかかったということを算出するのは困難だと考えております。

○副議長(福島正美君) 中町議員。

◆18番(中町聡君) そういう算出も、やっぱり困難だとか、そういう状況なのに改修をしてなくしていっちゃうって、おかしいと思います。しっかり計算して、本当に自校方式っていうのが一回なくなってしまったら、またつくるのできないじゃないですか。せっかくある調理方式。
 私料理人として二十数年間、プロの料理人として生きてきましたけれども、職人として野菜を一つ切るのにも、野菜の繊維を潰さないように一つずつ切ることができるんです。どんだけ最新なでっかい調理場の機械を入れたとしても、その調理師の毎日包丁研いで、その精魂込めた一回一回切る野菜の切り方の方法だけで味も変わるんです。その繊維を潰さないで切ることによって、食感も変わるんです、味も変わるんです。これができるのが自校方式なんです。
 こういったことをなくすっていうことが、私はもったいない。絶対にこれはいけないと思います。自校方式が一番いい、それは教育委員会も重々承知されていることだと思います。守り切ってほしいんです。子どもたちのこれからの食に関して、しっかりそこを見据えて、センター化にしない。そして、自校方式を守って中学校の完全給食を1日も早く始めていくということを全力で頑張ってほしいと。
 すみません、もっといっぱい言いたいことがあるんですけれども、私の今までの経験と、そういったことで質問を終わりますが、やはり市民の声をしっかり聞いていく、それがまちづくりの基本だということをぜひ行政の皆さん、市長も忘れないでいってください。よろしくお願いいたします。
 私の質問を終わらせていただきます。

○副議長(福島正美君) 傍聴人の方にお願いします。
 立川市議会の規則により、傍聴席での拍手は行えませんので、以後、拍手はされないようにお願いいたします。
 以上で中町議員の質問は終わりました。
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