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大工町再開発に3つの疑問…40億円は市民のために使うべきです
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大工町再開発計画図 |
大工町1丁目市街地再開発事業は水戸市が40億円も税金を補助し、11階建て・101室のホテルオークラ、23階建・137戸の高級マンション、347台の駐車場などを建設する計画です。
共産党水戸市議団の行った市民アンケートでは、再開発について「お金があるならもっと福祉にまわしてほしい」が52.4%、「ビルを建てれば人が集まる時代ではない」が43.5%、「地元商店街の振興にもっと力を」が38%。これが市民多数の声です。
疑問その1 マンションもホテル建設ラッシュなのに…
水戸駅北口から大工町だけで、過去5年間に14ヶ所のマンションが建設され、さらに今後2年間で1200戸以上計画されています。茨城新聞(6月5日)が「市内の需要は年間250戸程度であり1000戸を超える計画は供給過剰、販売競争は激化する」と報道するほど。ホテルもこの2年間で駅南を中心に595室増えています。高級ホテル・高級マンションをよびこむ大工町再開発は、採算も取れず、破たんの運命ではないでしょうか。
疑問その2 前代未聞の異常事態 2回も入札流れる
「入札不調の繰り返しで 県都再開発めど立たず」(読売新聞6月10日)2回も入札が流れ、工事の業者が決まらないという前代未聞の異常事態です。スーパーゼネコンが、談合事件の相次ぐ摘発で指名停止となり、建設業者が現れないとも説明されています。40億円も補助しながら地元業者の仕事増やしにならず、大手ゼネコンのための事業だと市みずから認めたものです。
疑問その3 40億の補助をもっと増やすのでは?
市は耐震基準の見直しによる設計変更を理由にして、工事予定価格を見直すとしています。それを口実に価格を上乗せし、補助金を引き上げることは絶対に許されません。
あくまで推進の加藤市長
07年6月議会の私の代表質問に対し、加藤市長は「ホテル、都市型住宅、商業施設、駐車場等を計画し、中心市街地の西の核を形成する上で重要な施設である。今後とも中心市街地における再開発を積極的に支援する。2回の入札広告を行ったが落札に至らなかった。今後、構造計算を再度行い、コストアップとならないよう検討を行う。工事費や補助金は、現在予定する補助金額を超えることのないよう対応する」と答弁、あくまで推進する姿勢を示しました。
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