MASAKI TANAKA 田中まさき
くらし・福祉を市政の主役に 日本共産党 水戸市議会議員 田中まさき
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市政レポート
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水戸市は6万人の水あまり 高い水を県から買う必要はない

県中央広域水道の実態を調査し申し入れ
共産党水戸市議団は五月十三日、茨城県企業局が運営する、県中央広域水道事業について、大内久美子県議や関係市町村の共産党議員らとともに那珂市の県中央水道事務所を現地調査しました。また、県庁にて県企業局に対し、霞ヶ浦導水事業などムダな水源開発の中止を求め申し入れを行いました。
高い水道料金の原因が過大な施設整備
県中央広域水道事業は、水戸市をはじめ、六市二町一村一企業に水を供給していますが、契約水量が過大で、それにあわせた施設整備を進めてきた結果、市町村が支払う水道料金が非常に高くなっています。
那珂市の「県中央水道事務所」そのものが過大
現在、各市町村に水を送るために、県中央水道事務所がつくっている水の量は、一日約三万四千トンですが、五万四千トンつくることができる施設がすでに完成しています。稼働率は約六割にすぎません。
しかも、将来は現在の施設五万四千トンの四倍にあたる、二十一万六千トンの施設をつくる計画です。広大な敷地(二十三万三千u)は、半分近く空き地のままです。
<県中央水道事務所の実態(1日あたり)>
実際に作っている水の量   3万4000トン
現在完成している施設能力  5万4000トン 1.6倍!
将来計画している施設能力 21万6000トン 6.4倍
那珂川と地下水で十分な余裕あり
県中央広域水道事業は、那珂川の自流水のほかに霞ヶ浦導水を水源として設定しています。県企業局は「水の確保ができなくなるので霞ヶ浦導水の中止はできない」と回答しました。
しかし実際は、那珂川の水と各市町村の地下水をあわせれば十分な余裕があることは明白です。霞ヶ浦導水事業をつづけるための口実として、水源に無理やり設定しているだけにすぎません。
市町村への高い水のおしつけやめよ!
 党議員団の申し入れに対し、県企業局の担当者は「(契約水量について)県が市町村に強く求めたことはなかったと思う」と述べながらも「契約水量より実際の使用量が下回っていることは事実」と認めました。そのうえで「関係市町村からまとまった要請があれば、契約水量の見直しもありうる」と答弁しました。
水戸市は水余り!受水は必要ない 
田中議員は「水戸市は六万人分も水が余っており、わざわざ高い水を県から買う必要はない。ましてやこれ以上の水源開発などまったくのムダづかい」と主張、霞ヶ浦導水事業の中止を求めました。

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