MASAKI TANAKA 田中まさき
くらし・福祉を市政の主役に 日本共産党 水戸市議会議員 田中まさき
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市政レポート
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那珂川の清流、日本一のアユと生態系を子や孫に残そう

 七月八日、那珂川関係漁協の組合員と那珂川アユ裁判の弁護団は、水戸地裁での第三回審尋にあたり、決起集会を開き、水戸市内をパレードしました。
27340名の反対署名を裁判所に提出
茨城県内と栃木県の関係漁協の組合員が約三〇〇名集まり、審尋に先立ち三の丸広場で集会を開き、霞ヶ浦導水事業の那珂川取水口建設反対の署名が二万七三四〇名集まり、地裁に提出することが報告されました。
広がる漁協の反対運動
 審尋の後、開かれた集会では、茨城県内水面漁連の小沼専務理事が「国の工事断行に怒りを禁じえない。皆さんとともにがんばりたい。九月の一都六県の漁協の中央ブロック大会、十月の全国大会でも支援決議をあげるよう取り組んでいく」とあいさつしました。栃木県漁協の大島専務理事も「なんとしても那珂川の清流と地域、伝統を守りたい。先祖が守ってきた川を孫の世代につないでいきたい。皆さんと一緒に闘うことをお誓いもうしあげる」と激励しました。
弁護団と漁協組合長が決意表明
 弁護団の丸山弁護士は、「日本一のアユを守る日本一の団結」と題して、アユ裁判の経過と今後の見通しを説明しました。長良川や諫早湾の訴訟では、原告が漁協ではなく一部の漁民による訴訟であり、那珂川のアユ裁判に漁協すべてが団結して立ち上がった意義は非常に大きいと強調しました。
 また仮処分では、取水口建設によるアユの吸い込みや水量減少による漁業への影響、霞ヶ浦からの導水で汚染されること、さらに取水口工事そのものによって漁業に影響が出ることなどが争点となっていると説明されました。
 今後、住民のたたかいと連帯して勝利したいと訴えました。
「生態系を壊す導水事業だ」川崎健・影響評価委員長が報告
 漁協が立ち上げた「魚類・生態系影響評価委員会」の川崎委員長(東北大名誉教授)が委員会の取り組みを報告。導水事業は、利水から霞ヶ浦の浄化へ主な目的を変更されてきたが、それ自体が生態系を破壊するもので九三年の生物多様性条約、今年六月施行の生物多様性基本法に違反すること。霞ヶ浦から那珂川に導水されれば、汚染の拡散になり、魚類のみならず那珂川沿岸の住民の健康問題に重大な危険をもたらすおそれがあると強調しました。
泉町から旧県庁・三の丸広場までパレード行進
 集会後、約三百人の漁協組合員は、泉町から三の丸広場までパレードを行い、市民に那珂川アユ裁判への支援を訴えました。日本共産党の田中市議・江尻市議、大内県議らは、集会に参加するとともに沿道からパレードを激励しました。

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