|
|
百樹園公園の放射線量、最高地点で毎時1.061マイクロシーベルトを記録
|
田中議員が住民と測定し、除染対策を市に要望
田中議員は12月17日、地域住民ととともに、水戸市の公園である百樹園(水戸市元吉田町)の17カ所で放射線量を自主的に測定しました。最高値はトイレ北側などで1.061マイクロシーベルトなど、公表されている水戸市の空間線量0.08マイクロシーベルト(12月17日)と比べ13倍の高さでした。その他、松の木の下が0.544マイクロシーベルトなど北側で高い値でした。現在は立ち入り制限の措置はとられていません。測定結果をふまえ20日、市に対し、@より詳細な測定、A除染の実施、B除染が実施されるまで市民の立ち入り禁止することを申し入れました。市は「調査し対策を検討したい」と回答しました。
2011年12月20日 水戸市長 高橋靖 様
百樹園公園の放射能測定・除染対策の実施を求める要望書
水戸市においては、原発事故による放射能汚染を受けて、小中学校・公園などの空間線量の測定に続き、給食食材や農産物・土壌などへ測定対象を拡大し、体制を強化するなど、市民の関心・不安にこたえる取り組みに努力されていることと存じます。
さて、私達は百樹園公園の近くに住んでいることから、12月17日(土)午前10時から11時頃まで、百樹園内の放射線量を自主的に測定しました。市が使用している検査機器(PA1000)と同じ機器で行いました。
これまで市が測定し公表している百樹園の放射線量は8月9日で0.34マイクロシーベルト、10月5日は0.22マイクロシーベルト(地表面から50センチ)でした。
しかし、12月17日の測定では、地表面から1メートルで、最高1.061マイクロシーベルトを記録しました。(トイレ北側の落葉が集まった場所)。他にも松の木の下で0.544マイクロシーベルトなど、百樹園の北側で軒並み高い値を示し、最低0.347~最高1.061マイクロシーベルトでした。(別表参照)
放射線量が1時間当たり0.23マイクロシーベルトの場における、年間の追加被ばく放射線量は1ミリシーベルトにあたることから、百樹園の全体が綿密な測定と除染対策が必要になっています。
百樹園内の管理事務所には常駐者や作業員がおり、毎日10人程度は来園者もいるとのことです。現在は高い値の場所も立ち入り制限されておらず、子どもが来ても自由に入れる状態であり被ばくが心配です。百樹園北側には民間幼稚園の駐車場もあり、住宅も近接していることから、以下の対策を緊急に実施されるよう要望致します。
<要望事項>
1.百樹園公園内の放射線測定をより詳細に行うこと
2.高い放射線量の場所は落葉を除去し、表土を削り、埋設もしくは搬出する
などの除染対策を実施すること
3.除染対策が完了し、放射線量が水戸市内と同レベルになるまで市民の立ち
入りを禁止すること
<百樹園の放射線測定結果>
*日時 2011年12月17日 午前10時〜11時 晴れ
*地上1メートル
*検査機器:堀場製作所PA-1000
調査地点 放射線量(マイクロシーベルト/時)
特徴
1 0.304 中央園路1
2 0.289中央園路2
3 0.189中央園路3
4 0.274中央園路4
5 0.352ベンチ・テーブル
6 0.345北東角
7 0.544松の下
8 0.430もみじの下
9 0.361
10 0.473コメツガ
11 0.459イボタノキ
12 0.533管理事務所近くの角
13 0.255管理事務所前
13 0.343トイレ入口
14 0.752トイレ北側
15 1.061トイレ北側の落葉集積箇所
16 0.24東屋
17 0.193南側 ビワの木の下
|
|
|
〒310-0836 水戸市元吉田町2291-28 TEL&FAX:029-247-3714
Copyright(c)2007,MASAKI TANAKA
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
|
|
|
|