千葉労働弁護団は、日本労働弁護団の千葉県における地方組織です。日本労働弁護団の前身は、総評(日本労働組合総評議会)の呼びかけによって結成された総評弁護団です。総評の解散にともない、1989年(平成元年)に名称変更しました。結成の当初から、労働者の生活と権利を守るという立場に立って、活動してきました。前身の時代を通算すれば、60年に近い歴史と伝統を誇っています。
労働法・労働問題のプロとして、皆さんから信頼され頼りにされる団体になるように心がけてきました。現在、加入している弁護士は、約40名にのぼります。
水曜日と金曜日の午後1時から4時までは「労働相談ホットライン」を開設し、担当の弁護団員を張り付けて相談に応じています。
ケースによっては、弁護士が受任し、使用者と交渉したり、労働審判や仮処分などの裁判を提起したりして、相談者と一緒になって解決をはかっています。
千葉県では、年に一度権利討論集会を開催してきました。今年は、第25回目を迎えます。労働者・学者・弁護士などが一緒になって、その時々の問題を取り上げ、働く者の権利を確立するために何が必要かを実践的に討論してきました。
「生涯ハケン」をもたらす労働者派遣法の改悪、「残業代ゼロ」を可能にする労働基準法な改悪などなど。いま、政府と財界によって、労働者を保護するための法律を破壊する攻撃が、次々に加えられています。私たちは、こうした攻撃を跳ね返すために、労働組合の皆さんとも手を携えて、学習会や街頭宣伝行動などに取り組んでいます。